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光景

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α7II CANON LENS FL28mm f3.5

JR桜木町駅で下車して、ランドマークタワーを撮る。

それから野毛界隈を撮影してきた。

暑かったけれど撮影は楽しかった。

そしてまた懐かしい気分になった。


ーーーーーー

横浜に住んでいたことがあった。

まだバブル景気で世の中が浮かれていた時期だった。

若かった。

残業は当たり前で、忙しいときは終電で帰ることもあった。

東急東横線の桜木町駅で下車して、横浜市営地下鉄に乗り換える。

この地下鉄の終電の時刻は、東急線の最終よりも早かった。

終電を逃すと、桜木町駅前広場のロータリーにあるタクシー乗り場に並んだ。

この駅前広場は、とても綺麗で新しかった。


ある時、風景がすこし変わっていることに気が付いた。

少し離れた場所の一部分が白い壁で囲われていた。

ランドマークタワーの建設が始まったのであった。


終電で帰宅する生活は、もうしばらく続いた。

ランドマークタワーは、あの特徴的な斜面を持った低層部分が解る程度にまで完成していた。


あの日は、また終電を逃したので、ロータリーにあるタクシー乗り場に並んでタクシーを待った。

自分の順番が来た。白いクラウンの個人タクシーだった。

乗車して行先を告げると、わかってるよ、と言われた。

あなたこの前も乗ったでしょう?と言われた。

運転手さんは、若いのにそんな生活をして大丈夫なのか?という意味のことを言って下さったのである。

自分は、残業手当はもらっていたけれど、この日以降からは、終電で帰宅することを止めた。


ランドマークタワーは、それからしばらくして完成した。

バブルの時代も終わって、仕事はより効率を求められるようになっていた。


ランドマークタワーの撮影を始めようと考え始めた頃、転勤の辞令が出て横浜を離れた。


あれから長い時間が経過した。

自分は今、あの運転手さんに近い年齢になってきたのかもしれないな、と思った。

















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by f2view | 2018-07-15 17:11 | 横浜

ゆっくり歩く

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α7II Canon Lens 50mm f1.8(L mount) 35mm f2.8(Lmount)

新宿駅南口から、新宿三丁目に向かって歩く。


ーーーー

毎朝、仕事場に近いコンビニで水とコーヒーヨーグルトを買う。

この日は、お弁当も購入して700円以上になったので、キャンペーンの応募券をもらった。

応募券について、また昔のことを思い出した。


ーー

かつて住んでいたマンションの隣には、コンビニがあった。

ビールを切らした時など、冷蔵庫がわりに利用していた。

あの日も、ビールを買いに行こうと思った。

玄関で靴を履いていたら、息子も自力で靴を履いて一緒についてきた。

息子のお目当ては、あの頃流行っていたグリコのおまけが欲しかったからなのかもしれない。

其の日からは、いつも一緒についてくるようになった。

自分は、息子にすこし遠いところにあるコンビニのほうがもっと種類があるよ、と言ってできるだけ長い時間、
息子との散歩を楽しんだ。

遠くのコンビニには、いつも話しかけてくれる優しい女性の店員さんが居た。

「一緒に買いものに来てくれる時期は、あっという間に終わっちゃうから、いまのうちに楽しんでね」

息子には、「いまのうちにパパにいっぱい甘えておくんだよ!」 と言ってくれた。

買い物が多かったので、この日は応募券を2枚もらった。


息子との買い物散歩は、さらに行動範囲が拡がっていった。

隣駅に近いコンビニにも一緒に歩いて行くようになった。


夏の頃だったと思う。

久しぶりにあの女性の店員さんがいるコンビニに行った。

お店は改装中で一時閉店していた。

がっかりして息子と貼り紙を見ると、新装開店の日時が書いてあった。

その開店の一週間後に、息子とそのコンビニに期待しながら行ってみた。

お店のスタッフは若い人たちに代わっていた。

あの優しい店員さんは、店内を探したけれど居なかった。


それから少しして、応募券が当選して景品のラジカセが家に届いた。

そしてその年の冬には、自分たち家族はそのマンションから引っ越した。


気がついたら、息子とのコンビニ散歩はいつの間にか行かなくなっていた。

今度、一緒にビールでも飲みながらあの頃の話をしてみようかな。
















 


















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by f2view | 2018-05-27 20:17 | 東京

ゆっくり歩く

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α7II FL50mm f1.4

先月、蒼穹舎にて、峰崎野人さんの写真展「初風」II を見た。

ご自宅から自転車で1時間以内の場所を、モノクロームで撮影した作品である。

前回は、6X6フォーマットによる撮影であったが、今回は35mm判であった。
前回感じた光の印象が、今回も同じトーンで続いていた。

ゆっくりと見てゆく。

地面に当たっている光、道、電信柱、畑、川、空の奥行感、、、、

見ていると、自分もそこで撮影を始めている様な既視感がやって来た。
とても良かった。

峰崎さんと会話した中で、街並みが開発されて変化すること、があった。

街の変化を写真として記録することではなく、変化は認識しても、そこで何故撮るのかの理由が
あるから撮り続けるのではないか、というような会話をした。

とても有意義であった。


さて、明日は雨が止んだら撮影に出かけよう!








 








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by f2view | 2018-05-02 22:30 | 東京

ゆっくり歩く

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α7II Canon Lens 50mm f1.8(L mount) 35mm f2.8(Lmount)

池上 諭さん 榎本 祐典さん 写真展 「遠 吠 え」 を見てきた。

お二人と会話した。

何故そこを撮るのか、についてお互いの共感と示唆を頂いたと思った。

とても良い写真展だった。


其の後は、神田川界隈を撮影した。


この日もゆっくり歩いた。






 


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by f2view | 2018-04-15 17:05 | 東京 | Comments(0)

光景

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α7II Summarit 50mm f1.5


昨日は、ギャラリー冬青で開催されている、写真家 山下恒夫さんの Fragments of journey 1993-1997
を見てきた。

ヨーロッパを旅して、作者が見た街ということが伝わってきた。

プリントが美しかった。
二枚目のプリントで、黒の階調がゆっくりと落ちていって、見ていると自分もどこまでも目で追いかけてゆく
ような感覚になった。

そして、三枚目からはこの階調で圧倒されながら見ていった。

最後は、とてもゆったりとした時間が流れている感覚になった。

山下さんとお話しした。
展示をする作品全体としての階調の統一感の話。さらに写真集にまとめた場合のその連続性について。
また、当時の一日のフィルムの撮影本数の話など、とても有意義であった。


其の後は、中野まで撮影しながら歩いた。

歩きながら、あの日のことを思い出した。

ーーー

あの日は、夕方になっても電車は止まったままだった。

自宅まで10km 以上の者は会社で待機するように、との指示が出ていた。

19時になってから、総務課から水500ccと乾パンが支給された。

帰ろうか、と思った。

この頃は、たまに帰宅ランを行っていたので、距離感はわかっていた。

勿論ランニングシューズは無い。
スーツに革靴であったが、この日は柔らかい革の靴であった。

帰ろう。

正門を出た。いつものコンビニまで歩く。

飲料水とパンとお菓子はすべて売り切れていた。

唯一、飴が売れ残っていたので買う。


歩き始める。

街灯は消えていた。

愛用の吉田カバンのストラップをタスキがけにしてから、キュッと締めて体に密着させる。

革靴のままゆっくりと走り始める。

体が軽い。

その翌週は荒川フルマラソンにエントリーしていたので、フルを走りきる体は出来ていた。


暗い道を走って、環八通りに出た。

環八は、街灯は点灯していたが信号機は消灯していた。

車は走っていなかった。

左側の車道を走ることにした。

車も歩行者も居ない。

街灯が、道沿いに遠くまで見えていた。

聞えてくる音は、自分の革靴が路面をたたく甲高い音だけだった。


246号線が見えてきた。

246号線では車が走っていた。警察官が交通整理に出ていた。

すこし走るペースを上げて環八を北上する。


環八にも車が走り出したので、歩道を走る。

隣接したスーパーマーケットは、場違いに明るく見えた。

甲州街道が見えてきた。

ここから車も歩行者も急に増えた。

みんな無言だった。泣いている人もいた。


二時間半で家に着いた。


この日に見た風景は、今でも忘れられない。







 









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by f2view | 2018-03-11 16:20 | 東京

光景

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α7II Summarit 50mm f1.5

先週の日曜日の朝、喉のひどい痛みで目が覚めた。

熱は平熱よりも僅かに高い程度だったので、市販の薬を飲んで大人しくしていた。
月曜は祭日だったので、行きつけの医院は休診であった。

その夕方になってから、熱が急に上がってきて39.2度になった。

火曜日の朝いちばんでかかりつけの内科を受診した結果、インフルエンザB型であることがわかった。

万事休す、であった。

イナビルという吸引式の薬が処方された。

あとやるべきことは、休息して確実に治すことであった。

熱にうなされながら、それでも少し趣味のことをして楽しもうと考えたが、それは無理であった。

2日後に熱は下がった。

4日後にカメラを持って散歩に出てみた。

足の筋力が落ちていると思ったが、良い光が出ていたので撮影を開始した。


すこし楽しい気分になることが出来た。

さて、明日からはいつもの日常に戻ろう。














 









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by f2view | 2018-02-18 19:01 | 東京

ゆっくり歩く

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α7 CANON LENS 35mm f2.8 (L mount)

今年は、お世話になりました。
2018年もゆっくりと歩いて写真を撮ろうと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。









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by f2view | 2017-12-31 19:00 | 東京

ゆっくり歩く

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SONY α7  CANON LENS FD 55mm f1.2 s.s.c. 開放

いつもは、午後の光になると撮影に出かける。

今日はとても暑かったので、夕方になってから散歩に出かけた。

良い光だった。


団地の風景が、ゆっくりと変化している。

自分の眼が反応したときにシャッターを押す。

それだけでいいと思っている。








 















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by f2view | 2017-08-06 18:30 | 東京

光景

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SONY α7 Leitz Hektor 13.5cm f4.5
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SONY α7 Leitz Hektor 13.5cm f4.5
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SONY α7 Leitz Hektor 13.5cm f4.5
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SONY α7 Leitz Hektor 13.5cm f4.5
 


もうすぐ桜が咲きはじめる時期になる。

近くの団地の中庭にある桜の木も満開になるだろう。


数年前から、この団地の建て替え工事が始まっている。

この桜も今年が見納めかもしれない。

何かを感じたら、撮影を始めよう。


また風景がゆっくりと変わってゆく。

自分の写真の中にある風景とは、この変化の時間軸で何かを感じた瞬間である。

ということだと思っている。






  

 





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by f2view | 2017-03-26 19:20 | 東京 | Comments(0)

光景

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SONY α7 CANON LENS FD55mm f1.2 SSC
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SONY α7 CANON LENS FD28mm f3.5 SC
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SONY α7 CANON LENS FD28mm f3.5 SC
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SONY α7 CANON LENS FD55mm f1.2 SSC
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SONY α7 CANON LENS FD55mm f1.2 SSC

年が明けました。

日常の生活、そして自分の写真との対話をゆっくりと楽しもう。


 





 

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by f2view | 2017-01-15 19:05 | 東京